2008年05月22日

今週の猫2

P4123045.jpg

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2008年05月16日

QTVRとLittle Planetの作り方(永遠に書きかけ)

幾人かにQTVR並びにLittle Planetの作り方を訊かれたのでちょっとまとめ

●1:全球面を撮影するための機材が必要。
以下、俺の使用機材

■雲台:Nodal Ninja 5
Nodal Ninja 5
これはパノラマ撮影機材の定番で、パノラマ雲台の中では比較的、手が出しやすい価格。それでも高いけど。パッケージ版が$399.95 + アメリカ郵便公社国際有線郵便送料$10 + 手数料と送料$25.62= $435.57 + 関税(1700円くらいだったような)。トータル47000円くらい。

■三脚:INDURO CX-214
INDURO CX214
結構持ち歩く故、軽さ重視で。GITZOのエクスプローラー三脚GT2540EXとさんざん迷ったあげく、値段と上から見たときに三つの脚の交点が雲台の中心とずれないという理由でINDUROに。ヨドバシで58000円くらいだったような。

■カメラ:OLYMPUS E-3
Olympus E-3

別にNikonでもCannonでも良かったんだけど、俺はカメラを結構酷使するので防塵防滴でコストパフォーマンスに優れたカメラを取捨選択した結果、E-3に。俺が買ったときは180000円くらいだった。今は(20080512現在)160000円を切るくらい@ヨドバシカメラ。Amazonだと148000円!安くなりやがって。。中古だと135000円前後@Map Camera。関係ないけどOLYMPUS-PEN DIGITALとか出さないかなー?

■レンズ:ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye
ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye
80000円くらい。Amazonだと66010円。Amazonはデジカメ関連意外と安いんだよなー。Four Thirds唯一の魚眼レンズ。35mm換算で16mmの対角魚眼。SIGMAの円周魚眼が使えるという話もあるけど、円周だと撮影枚数は減るけどイメージセンサーに対して無駄になる部分が出てくるので対角で十分かな。発売されたら買うけどね。

上記にこだわる必要は無くて全球面さえ撮れればどんな機材でもOK。広角であればあるほど、撮る枚数は少なくてすむ。画質にこだわるなら画角が狭い方が良いのかもしれないけど。50mmとか100mmとかでやっても良いんだろうけど、撮影枚数は増えるし、ノーダルポイントをより正確に取らないといけなくなるので業務用でも無い限り現実的じゃないな。

●2:撮影した画像をスティッチするためのソフトウェアが必要。マカーなのでMacintoshを前提に話を進めるけど、Windowsでも基本的な手順は同じ。
俺が使ってるのは以下

Apple Aperture 2
Apple Apertureafi
23800円。デジカメで撮った写真のRAW画像(E-3は謎のORFという拡張子)取り込みと簡単なレタッチに使用。ApertureよりもLightroomの方が良い名前なのが俺には何の関係もないのにくやしい。カメラオブスキュラの対義語(?)。元ネタはやっぱりロラン・バルトかな。これは、俺がたまたまマカーってだけなのでデジカメに付属のソフトウェアでも十分だと思われます。E-3にはOLYMPUS Master 2が付属していました(単体で買うと1050円)。簡単なパノラマ作成機能もついていたはず(ファームウェアのアップデートでしか使った事無い)。

Adobe Photoshop CS3 or X11 + Gimp
Adobe Photoshop CS3 or Gimp
俺が使ってるのはCSだが。上のPhotoshopの画像&リンク先はPhotoshop CS3 Extended Macintosh版。152500円。高い!俺が持ってるCSは学生時代のアカデミック版なので40000円くらい?三脚を消す際に使用。今ならGimp(無料)でもOK。CS3欲しい。
三脚を消すには以下のように3枚必要。
地1地2地3
↓Photoshop CSにて
地:編集後 by Photoshop
↓取り急ぎ、Gimpでも三脚を消してみた
地:編集後 by Gimp
↑15分くらいで適当にやった割には十分実用の範囲。GimpはWindows版の方が使いやすい気がする。

PTGui Pro
PTGui Pro
これが一番重要なスティッチ&書き出しソフトのPTGui Pro€149(24000円くらい)。Windows版もあり。
ここでちょっとサンプル。合成するのは以下の8枚。
天:1枚
天
水平:6枚
水平1水平2水平3水平4水平5水平6
地:1枚
地:編集後
水平はこうやって並べてみるだけでも意外と繋がって見えるね。

まず、画像を読み込む。読み込む際にLens type等の入力画面が現れるので、適当な値を入力する。
ZUIKO DIGITAL 8mm Fisheyeの場合はLens type : Fullframe(対角) / circular(円周)
Focal length : 8mm
Crop factor(画角因子) / focal length multiplier(35mm換算倍率): 2x
ここまで入力するとセンサーサイズは自動で計算されます。
PTGui Pro
読み込み完了
PTGui Pro
Allign images(画像の整列)...をクリックすると、結合後のプレビューが表示されます。デフォルトでEquirectangular(正距円筒図法)が選択されています。QTVR作成の場合はこのままでOKです。
今回は逆光補正等してないのでプレビューだと空(天の部分)が分裂気味だけどあまり気にしない。
PTGui Pro
プレビューウィンドウを閉じた後、Create Panoramaのタブを選択します。デフォルトの値が設定されているので好きな値を選択します。
PTGui Pro
QTVRの場合はFile formatにQuickTime VR (.mov)を選択。
PTGui Pro
Create PanoramaをクリックするとQTVRが作成されます。

新宿御苑でのQTVR

Little Planetの場合はプレビューウィンドウで球体の絵と目の絵の間にある下向き三角の画像をクリックして一番下のLittle Planet: 360 x 360 Circularを選択します。
PTGui Pro
PTGui Pro
そのままだと水平視点のままなので、左から4つめの十字の絵をクリックして地面を中心に持ってきます。
PTGui Pro
PTGui Pro
プレビューウィンドウを閉じた後、Create Panoramaのタブを選択します。デフォルトの値が設定されているので好きな値を選択します。JPEG以外にPSDやTIFFのフォーマットも選択できます。
PTGui Pro
PTGuiで作成されたLittle Planet
Little Planet by PTGui Pro
このままだと、円周魚眼とあまり変わらないように見えるので、次のDeFishというソフトを使ってperspectiveを変更して遠近感を出します。

DeFish
DeFish
遠近感のあるLittle Planetに関してはPTGui Proでもできるんだろうけどやり方が分からないので、DeFishを使います。perspective(遠近感)の変更が必要。Photoshopでもできた気がするけど、上記DeFishの方が品質がいいし簡単(俺がPhotoshopでのうまいやり方知らないだけの可能性も)。Deって付いてるくらいだから本来の目的は魚眼レンズで撮った写真の補正。そのためにFOVのパラメータがあるんだけど、遠近感のあるLittle Planetを作るためには逆にEnFishする!このときのFOVの値の目安は140〜160くらい。
以上でLittle Planetの完成!
cojicoji
Defishの最新版2.2はVersion Trackerから
DeFish 2.2 software download - Mac OS X - VersionTracker
PowerPC用なので注意。
Rossetaのおかげか、Xeon + Leopard + Defish 2.1でも問題なく動いてるけど。


※参考
・Rectilinear(心射方位図法):
球に接する平面に対し、球の中心に置いた光源により投影された絵。平面と平行で球の中心を通る面と球が交わる円周部分が無限遠に投影されるため、球の半分未満しか投影する事ができない。任意の二点間を結ぶ直線が最短距離になる図法。
・Cylindrical(心射円筒図法):
球を円筒で包み、球の中心に置いた光源により円筒に投影された絵を平面に展開。両極が無限遠点に投影されるため、実用の範囲を考慮して極に近い部分が切り取られる。
・Equirectangular(正距円筒図法):
経線と緯線が直角に交わるよう平面に展開した図法。平面の幅が球の直径と等しい。高さはその半分。縦方向と球の緯線の最大円上で正距となる。
・Mercator(メルカトル図法、正角円筒図法):
任意の円筒図法に対し、任意の二点間を結ぶ直線と経線の交わる角度が、球上でも平面上でも一致するような変換を加えた図法。
※正角と正距、正積と正距は同時に満足できるが、正角と正積は同時に満足する事ができない。
の四種類が基本。小中学校くらいでたぶんやるよね。英語だと分かり難いけど、漢字にするとわかりやすい。


47000+58000+180000+80000+23800+40000+24000=452800円。
ここから無くてもできると思われるPhotoshopとApertureを引くと452800-40000-23800=389000円也。
トータルのコストパフォーマンスは相当良い方だと思う。

ちょっとQTVRの最安セットを考えてみる。
携帯電話のカメラ用魚眼レンズ + ケータイ三脚
なんてどうだろう?この三脚で水平なんか出せるんだろうか?そのうちやってみる


これらの画像が、本当に写真と言えるかどうかは置いといて、この画像作成方法の面白いところの1つに視点の方向を自由に選べるところにあると思うんだけどどうだろう。例えば以下の都庁の写真。
東京都庁 上から
東京都庁 下から
↑の画像は元画像は同じで、視点の方向とperspectiveを変更しただけ。これだけで、全く違った印象になる。


ここまで見て、まだ機材やソフトウェアをどうするか迷いのある人へ。
●機材の選定には以下のサイトがとても参考になります。
panoraman
●ソフトウェアの選定には以下のページがとても参考になります。
・Macintoshのひと
Macで使えるパノラマソフト全リスト@京都・日本・世界の最新パノラマムービー情報:QTVR Diary
・Windowsのひと
ごめん。わからん。。
↓このblog書いてる人はWindows使っているみたいなので参考に
三州展覧絵図 北陸発 フルスクリーン QTVR パノラマギャラリー
あとこれとか?
パノラマ機材−Home360 パノラマ パノラマ写真 パノラマソフト パノラマムービー
・Linux, Unixのひと
Panorama Tools
Hugin
いろいろググってるうちにこんなサイト見つけたので置いときますね
QuickTime VR Links


番外編としてパノラマ関連の注目機材というか買えないけど欲しい機材を紹介

■Roundshot D3
Roundshot D3
4億7000万画素(80mmレンズ使用時)!デジカメは画素数じゃないとは分かっているものの、これはやっぱりすごい。まさにパノラマカメラの最高峰。気になるお値段はフルセットで€26230。420万円くらい。これを高いと見るか安いと見るか。日本での取り扱いはよしみカメラにて。

■Seitz 6x17 Digital
eitz 6x17 Digital
上記Roundshot D3の弟分。1億6000万画素。つっても€25390。405万円くらい。Roundshot D3と比べると機動性に重点を置いている感じ。日本での取り扱いはやっぱりよしみカメラ。下手にNikonやCannonの最上位機種を買ってあれこれコストをかけるくらいなら思い切ってこれ買っても良いかもと思ってしまう。実は6x6フォーマットの中判デジカメSinar Hy6のレンズセットよりも安かったりする。Sinar Hy6-e75(3330万画素)は5200000円。Sinar Hy6-e54(2140万画素)は4200000円。
参考までにSinar Hy6の画像↓
Sinar Hy6
他の中判デジカメ達もついでに。
Kodak Leaf
Kodak Leaf
Mamiya ZD
Mamiya ZD
PENTAX 645 DIGITAL(仮称)は開発中断中。
PENTAX 645 DIGITAL(仮称)
HASSELBLAD H3DII
HASSELBLAD H3DII
PHASE ONE
PHASE ONE

よしみカメラは手持ちのデジカメを使って全自動でパノラマを撮ってくれるVR Drive + VR Headなんていうものも取り扱っているのでパノラマ好きにはおすすめ。VR Headが意外と安い事に気づいて、NN5じゃなくてこれもありだなとふと思った。VR Headは73500円。

番外編の番外

■Dodeca 2360
dodeca2360
もう見るからにアレゲな感じですが。これは写真じゃなくて動画撮影用。GoogleがGoogle Street Viewで使用しています。動画なのにグリグリできるぜ!!!Dodeca 2360を製造しているImmersive Mediaのサイトに実際にグリグリできるサンプル動画が置いてあるので遊んでみてください。機材を見れば分かるように地面はさすがに見えません。体でも付けてあげれば良いのにと思います。

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2008年05月06日

胡 錦濤

P5063948.jpg

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